川崎市川崎区某所の更地でプレハブハウスを移動して欲しいとのご依頼をお受けしました。
プレハブハウスとは工場で予め作成された部材を現場で組み立てるプレハブ工法という手法で建てられた建物のことを言うみたいです。
今回移動するプレハブハウスはそこまで大きなものではなかったのですが、それなりに大きな物でした。
プレハブハウスはブロックを基礎にしてどっしりと鎮座していました。窓や扉など外せる物は全て外してみましたが、まだまだ重そうです。
更地を整地する為にこのプレハブハウスを約15m先の場所まで移動する必要があるとのことでした。
とりあえず検討した結果、プレハブハウスをジャッキで持ち上げた後に台車を入れ込んで、台車で目的地まで運ぶことにしました。
移動する道は無く、草が生えており、台車ではとても進めそうにありません。
そこで、軽トラックで使用しているあおり板を簡易的な道として使用することに。板は3枚しかないので1枚目の板を通り過ぎると、板を先頭に敷きなおして、2枚目の板を通り過ぎるとまた板を先頭へ敷きなおしてを繰り返すことで少しずつプレハブハウスを運ぼうと思いました。
プレハブハウスはかなりの数のブロックで支えられていました。まずは、ジャッキを使用して少し持ち上げて基礎となっているブロックを外す作業から始めました。
必要最低限のブロックだけを残し、台車をプレハブハウスの中へ滑り込ませて残りのブロックを全て外しました。左右片方ずつ作業を行い、2台の台車を使用しました。
四苦八苦しながら、何とか無事にもともとあった場所からプレハブハウスを動かすことに成功しました。移動中はかなりドタバタしてしまい、画像を残す余裕がありませんでしたが、無事に目的値までプレハブハウスを運び終えることができました。
最後に取り外した窓やドアを取り付けて、作業は終了です。板を敷いているとはいえ、道中はデコボコ道で、微妙な登り下りがあり、バランスを取りながら移動することがかなり難しかったです。慎重に移動した為にわずか15m程度を進むのに多くの時間を費やしてしまいました。
無事にプレハブハウスを目的値へ移動することができ、安心しました。
元々プレハブハウスがあった場所はしっかりと整地されて綺麗になるそうです。整地されれば、プレハブハウスを元に戻す作業は少し楽になりそうです。
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