不動産関連会社の方から戸建ての一軒丸ごと処分の依頼をお受けしました。
解体予定の建物なのですが、前に住んでいた住人の方が荷物を置いていったまま退去されたらしく、かなりの生活用品、家具などが残っている状態。解体前に残置物を全て処分して欲しいとのことでした。
建物は5LDKで全ての部屋に残置物が残っていました。ある程度の荷物は引越しで持ち出したのだと思いますが、それでもかなりの量が残っています。
およそ2ｔトラック3～4台分程度の量でした。
処分する物の量も多いのですが、処分量以外にも問題がありました。
既に電気も水道も止められた状態でした。
今回のような大量の不用品処分を行う場合は通常数日間をかけて作業を行います。電気、水道が不通というのは地味に痛手です。
水道についてはほとんど使用する機会はないのですが、唯一トイレの問題が発生します。我慢することのできない生理現象ですので何とかトイレを探します。今回ような場合には近くのコンビニや公園を利用させていただきます。近くに該当する場所があればよいのですが、中には遠くまで行かなければならないこともあり、苦労することもあります。
電気が不通だと結構困ります。照明を使用することができないので、お部屋がかなり暗いです。今回は全ての部屋に窓があり、雨戸などを全て開放して外からの日光を取り込むことができれば、何とか作業する為の明かりを得ることができます。しかし、中には納戸やウオークインクローゼット、押し入れ内など光が届かない場所も多いです。当然、日が落ちることで真っ暗になり、作業することができなくなります。たいていの場合は夜遅くの作業はないのですが、冬の期間は日が落ちるのが早く夕方前で暗くなってしまい苦労します。今回はある程度の照明器具を用意して作業しました。
とりあえず、電気、水道が通じていない状況の中でも作業開始。お家の全ての物を撤去します。
1階のお部屋にも大きな家具はなく、スムーズに作業することができました。掃き出し窓からの光も十分。
キッチンもゴチャゴチャしてはいましたがそこまで大変な作業ではありませんでした。床下収納に意外と多くの物が残っていましたが全て取り出しました。
1階の和室も大きな家具はライティングデスク、チェストがあるぐらいで細かい物が多かったのですが、分別する作業に時間を取られました。
2階の和室には和タンス、チェスト、学習机など大きな家具がしっかりと残っていました。階段が狭く、家具を1階に下す作業に手こずりました。
2階の洋室はかなり散らかっていました。パイプベットは解体して運び出しました。散らかった物を分別すると紙類が多かったです。
2階のもう一つの洋室。お部屋は今回の建物の中で一番狭かったのですが、物が密集しており一番物が多かったです。最近ではあまり見かけなくなったブラウン管テレビもありました。
何とか全てのお部屋の残置物を撤去することができ、無事に作業を終えることができました。
今回は電気、水道が不通という状況でしたが、残置物処分、丸ごと処分では今回のケース以外にも困難な状況に置かれることが多いです。どのような状況でもしっかりと対応することができるよう頑張っております。
お部屋の丸ごと処分、お片付けをお考えの方は便利屋一番星までお気軽に問い合わせください。
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