住んでいたお宅から退去され、長年経過した3階建て戸建てに放置された残置物を丸ごと処分して欲しいとのご依頼をお受けしました。
現地は引越した後の状態でした。引っ越した後と言っても、家財道具はかなり残ったまま。冷蔵庫や洗濯機、ソファ、食器棚、タンスなど生活に必要であろうと思われるものも全て残っていました。
細かい物は少なく、粗大ゴミのような大きな物は全て残し、必要最低限の荷物だけを持っていかれたようです。
建物は3階建てで1階は1部屋、2階がリビング、3階は2部屋という間取りでした。
1階から2階への階段がかなり狭く、ソファや冷蔵庫などの大きな家具類は窓から吊り下ろしで搬出する必要がありました。
リビングには大きな掃き出し窓があり、垂直に荷物を吊り下ろせる状況でしたので比較的楽に荷物を吊り下ろすことができました。
3階の荷物も一度階段で2階まで下ろしてから、2階の窓より吊り下ろしで搬出しました。
リビングにあった荷物はほとんど窓から吊り下ろしました。
リビングも食器棚、ダイニングテーブル、冷蔵庫などを吊り下ろし。
3階の部屋の荷物はそこまで多くなかったのですが、布団袋にまとめられた布団類、ベットマットレス、鏡台などの大きな物がありました。
結局大きな荷物だけでなくほとんどの荷物を2階の窓から吊り下ろしで搬出したのですが、細かい荷物は階段で出すこともできました。しかし、窓から吊り下ろしました。
実は1階に理由がありました。
今回の建物、1階部分は極度に風通しが悪いせいなのか、1階部分全体の湿気がものすごく、カビだらけでした。
玄関を入ったらすぐに大きなサルノコシカケ（きのこみたいなの）が育っていました。家の中でこんな大きなサルノコシカケを見たのは初めてでした。（写真を撮影するのを忘れてしまった）
1階に洗濯機やお風呂などがあったせいなのかもしれませんが、お部屋のクロスは剥がれ落ち、かなりの湿度。長年誰も家に入らず放置されていたせいでカビが大繁殖したのだと思います。
更に、玄関入ってすぐの2階階段への上り口の床板が抜け落ちており、かなり危険な状況になっていました。何とか穴を飛び越えながら通ることは可能ですが、かなりリスクの高い通路になっていました。
おかげさまで、2階の窓からほとんどの荷物を吊り下ろすことになってしまいました。
今回はちょうど2階から吊り下ろすことが可能な窓があったのでよかったですが、吊り下ろすことが可能な窓が無かったらと思うとかなりゾッとします。
場所場所によって様々な問題が発生しますが、今回も無事に丸ごと処分を終えることができて良かったです。いろんな経験を積み重ね、どのような状況にも対応できるよう日々頑張っていきたいと思います。
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