東京都大田区で戸建てに残された残地物処分のご依頼をお受けしました。
2階建ての戸建てで、間取りは5LDK。住人の方は既に引っ越された後で、残されている物は丸ごと処分して欲しいとのことでした。
お家の中はとても引越しした後とは思えないほど生活していたそのままの状態で残されていました。
特にまとめられているわけでもなく、分別作業を含めてかなり大変な作業でした。
玄関には靴箱と中身がそのままありました。玄関の外にも植木鉢などが置かれていました。靴箱自体も動産物ということで処分の対象となります。中身も含めて全て運び出しました。
キッチンには中身がギッシリ入った食器棚、レンジ、トースター、炊飯器、鍋、フライパン、食料品などほぼ全てのものがそのまま残っていました。もちろん冷蔵庫もありました。食器棚はそのままでは運ぶことができないので中身を全て取り出してから運び出します。意外と時間のかかる作業です。風呂場にも洗濯機が残されていました。
リビングにはダイニングテーブルやイス、テレビ台、飾り棚などが残されていました。ダイニングテーブルの上には生活していたままの状態になっていました。引越ししたとは思えないような状態です。カーテンや壁にかかっている絵なども全て撤去します。本来はエアコンも処分対象なのですが、今回は新しいという理由で残して欲しいとのことでした。
1階の和室には複数の桐ダンス、洋タンス、和タンス、仏壇、鏡台、飾り棚、チェストなど多くの家具が残されていたままでした。家具の上などには人形や置物も大量にありました。タンスの中には洋服や着物などがいっぱいに詰まっていました。家具を運び出した後の畳の色の違いが長年家具が置かれていたことを表しています。
1階の洋室は寝室として使われていたようでした。造り付けの棚の中には本類、雑誌などが入っていました。全て取り出します。ベットの上には衣類や寝具が無造作に積み上げられていました。タンスも全て運び出しました。
2階へ上がった廊下部分には収納場所がありました。収納場所の中は棚状になっており、荷物がしっかりと入っていました。廊下に置かれている物も含めて全て搬出します。2階なので階段で降ろす作業が地味に体力を奪います。
2階の和室には押し入れ、天袋がそれぞれ2か所あり、かなり収納場所がありました。もちろん中身はぎっしりと詰まっていました。布団や衣類などが多かったですが、他の部屋と違い、お部屋内はややまとまっていた印象です。
2階の別の和室はお部屋の中はそこまで物が残されていませんでしたが、造り付けの棚の中などに大量の本や雑誌、書類が残されてました。このような紙類はまとめると重くなり、運ぶのがしんどいです。
もう一つの和室の造り付けの棚の中も本、雑誌、書類が・・・こちらの部屋には事務机やタンスなどが残されており作業をしていたようなお部屋でした。大きな家具は階段で降ろすのにやや苦労します。
2階のベランダの脇には隠されているようにドアが設置されてあり、開けてみると収納場所がありました。中にはいろいろな物が詰め込まれていました。中は折れ曲がっており、意外と奥行がありましたが全ての物を取り出すことができました。
数日かけて全ての残置物を搬出し撤去することができました。2tトラックで約4台分程度の量となりました。
生活していたままの状態で残されており、運び出す前の分別作業などが大変な現場ではありましたが、無事に全ての残置物を処分することができてホッとしました。
コメント